[Chivalry:MW] vs. War of the Roses

GMGでセールになっていたのでWar of the Rosesを購入しました。

Chivalryの記事でも少し触れましたが、WotRはM&B方式のアクションゲーム。こちらもマルチプレイ専用となっています。

この似たようなタイトルを両方触ってみた感想は、「Chivalryの方が面白い」です。

WotRはクラスのカスタマイズの幅が広く、Perkシステムやお金で武器や鎧を買うシステムなどCoDのマルチプレイのような雰囲気です。なんと武器の刃や柄の材質まで細かく指定出来ます。

カスタマイズは嫌いではありませんが、アンロックする為にお金や経験値を稼ぐのが面倒で時間がかかるという難点があります。Perkはレベルではなくお金で買う方式なので、CoDのようにアンロックされたら試しに使ってみるような事はできません。使えないPerkを買ってしまって、武器や鎧にお金が回らなくなった、なんて事が発生します。

ただ、経験値やお金の取得タイミングはかなり細かく設定されており、ダメージを与えただけでもOKです。Chivalryの武器アンロックはきちんとトドメまで刺さなければカウントされませんので、チーム戦ではなかなか進捗が進みませんね。

M&B方式…つまり、攻撃を上下左右の4方向から繰り出すことができ、防御もそれに合わせて行うという操作方式は面白いです。それに加えて、ポールウェポンは刃の付いている先端を敵に当てなければダメージを与えられず、間合いが近すぎると攻撃が不発に終わります。M&Bプレイヤーなら慣れ親しんだシステムです。

さらに、鎧と武器の属性の組み合わせによるダメージ軽減/無効化も発生します。例えば重装の騎士相手に剣でやんわり斬りつけてもダメージを与えるどころか弾かれてしまいます(なので、初期クラスで凄く苦戦する)。

一本の武器でもQキーで攻撃属性を変えられるタイプが存在します。ポールアックスであれば、重装相手には斧の部分の反対側に付いているスパイクやハンマーを使います。

プレイ環境はあまり良くありません。私の環境だとPing 200でも良い方で、300、400はザラ。2桁なんて見たことがありません。そのような環境で細かい操作を強いられる戦闘はかなり大変です。防御してもすり抜けてダメージを受けたり、変な方向からダメージを受けるなど。

Chivalryの場合、攻撃方法は三種類ですが防御方法は一種類。その他はキック、フェイント、MAAのみステップの要素が加わります。WotRに比べると大変シンプルです。シンプルだからこそ駆け引きが生まれ、ジリジリと間合いを詰めながら手の内の読み合いが発生します。また、Chivalryにはスタミナの要素がありますから、無闇矢鱈に武器を振り回すだけではいけません。

鎧と武器の属性による相性もありますが、完全にダメージを防ぐようなものはなく軽減に留まります。最高クラスの防御力を持つKnightでも、少し無理をするとすぐに死んでしまうようなバランスになっています。全体的に被ダメージが大きく、どのクラスであれ数発でスカッと気持ちよく死にます。

Chivalryのアンロック要素はシンプルで限定的であり、更に必ずしも最後にアンロックした武器が強いとは限りません。威力や振り速度、リーチが一長一短に設定してあり、プレイスタイルによって使い分けができます。

プレイ環境に関してはJP鯖が幾つか立っています。外鯖でも200前後の鯖がチラホラ見られますし、それほどひどい環境でありません(ラグの問題はつきまといますが…)。WotRのように、近すぎるとダメージが通らないという要素もありませんので、ラグを含んだ間合いの維持に神経を使う事もありません。

ゲームのルールは似たようなものですが、ChivalryのTeam Objectiveが面白いです。Chivalryには所謂Conquestモードは無く、陣取り形式は中央のエリアを奪い合うKing of the Hillのみです。

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WotRもラグが気にならない環境であれば化けるかもしれません。ただ、人間相手に四方向への攻撃/防御を繰り出すのは結構骨が折れます。更に長物は間合いが近すぎてもダメときます。正確には、長物だけでなく片手武器でも先端に刃が付いている斧なども近すぎるとアウトです。実際、片手剣を振り回している人が多く見られました…根本まで刃の判定があるので密着してもダメージが通るからです。

シンプルさから生まれる多様性、Chivalryの勝因はコレにつきます。

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