[Destiny2] Impression (Destiny 2 感想 – DLC2 まで)

長らく放置しておりましたが、たまにはまとまった文章でも書こうかと思います。Twitter はホントあかんメディアやで。

今月初めに Destiny 2 の Free Weekend とセールが同時開催されていたので、そのまま購入。現在リリースされている DLC 2 ウォーマインドまでクリアしたので、通しの感想を。

ちなみに、前作は未プレイ。主に Division との比較がメインになります。

 

Pros – イイとこ

FPSとしてのプレイフィール

ちゃんとした FPS をプレイするの自体が久しぶりだったというのもありますが、銃のリコイルや敵の被弾時のアニメーションなど、射撃時のフィードバックの心地よさには驚かされます。この辺はさすが Bungie と言いたい。

硬い敵をそこそこの数出して、カバー越しの激しい銃撃戦を演出する Division とは異なり、Destiny 2 では柔らかめの敵を多めに出し、それぞれのクラスの持ち味を生かして派手に殲滅していくという傾向が多いように感じられます。

距離をおいて狙撃で減らすも良し、駆け回って接近戦で暴れまわるも良し、飛び回って空中からの一撃離脱を繰り返すも良し。高難易度のエンドコンテンツでなければ、比較的自由な立ち回りが可能です。

ファーストパーソンビューでの”魅せ方”と世界観への誘い方

戦闘面だけでなく、一人称視点での”画の魅せ方”も上手いなと関心させられました。狭い通路や渓谷を抜けた先に広がる印象的、圧倒的なビジュアルと、それに合わせた音楽や NPC による語りなどが合わさり、より Destiny の世界への没入感を深めてくれます。

また、カットシーンでは主人公が積極的に登場し、主要 NPC と絡んでいくことでストーリー進行が他人事にならないよう配慮されていました。何より、カスタマイズした自分のキャラクターが動いているシーンを見るのは嬉しいものです。

一つ一つのカットシーンがダラダラ長くないのも Good。NPC に一人語りさせるのではなく、印象的なシーンをテンポよく見せて、足りない部分はミッション中の会話などで補完していくという感じで進んでいきます。

惜しいと思ったのは世界観を説明する百科事典(と書いて Wikipedia と読む)的なコンテンツが欠けているところでしょうか。前作にはあったようなので、今作にも用意してほしかったですね。

Cons – ワルイとこ

ストーリー中盤以降の展開

ストーリー、世界観への没入感は高いのですが、本編のストーリーがあっさり終わってしまうのが非常に残念でした。どんでん返しもちゃぶ台返しもなく、主人公側の作戦はすべて順調に進み、順当にラスボスが出てきてそのまま終了という流れ。

量、質共に圧倒的な侵攻軍に対して、何故かレジスタンスが異様に強すぎるんですよね。光を失ったガーディアンとゲリラ部隊だけで、どうしてこんなにもスムーズに占領下のシティで作戦を展開できるのかと。カバルの精鋭部隊、もうちょっと頑張れよと。

パワーのソフトキャップとギアの厳選

現状、パワー (Division で言うところのギアスコア)のソフトキャップは340で、ココから上げていくのがかなり辛い作業になっています。問題なのは、通常のコンテンツから得られる報酬ではなかなかパワーが上げられないという点。いくつかのウィークリー報酬から得られるギアのパワーは350を超えるものが出てくるので、そこを狙っていくしかありません。

更に不満なのは、推奨パワー350以上の「英雄ストライク」をクリアしても、箱から出てくる報酬は他のコンテンツと大差ないという点。英雄ストライクはそれなりの難易度なので、もうちょっとどうにかならなかったのかと思いますし、これなら安定して回せる普通のストライクや公開イベントやってた方が良いんじゃないかと。

DLC 2 の火星で発生するエスカレーションプロトコルなんか、推奨パワー370なので参加しても瞬殺されるばかりで全然面白くないんですよね…。

また、ギアのプロパティやカスタマイズにあまり幅がなく、「アイテム掘って厳選する」という狭義のハクスラらしさがあまり感じられません。レジェンダリまではパーツを追加したり、スコープやマガジンを交換したりと、気持ち程度のカスタマイズが可能(それでも足りないけど)なのですが、最高級のエキゾチックに至っては、完全に性能が固定されているのでダブった時の悲しみは図りしれず…。

また、ギア、特に武器の差別化も甘く、同様に架空銃オンリーな Borderlands のようにブッ飛んだ武器が見られないも残念。まぁ、対人コンテンツがあるので、あんまりはっちゃけられないのは仕方ないのかもしれませんが。防具に至っては基本的に見た目が違うだけという、ある意味、潔い割り切り方をしてます。

Division であれば、セット装備の組み合わせやプロパティ、タレントの再調整など、突き詰めようと思えばかなり突き詰められる仕様になっていましたので、ひたすらララエおばさんおねーさんと戯れる周回もさほど苦ではありませんでしたが、Destiny 2 ではクリア後のモチベーションを維持するのが少し厳しいなと感じています。

Overall – まとめ

セールなら買いだが定価ではオススメしづらい

それなりに見られるシナリオ付きのカジュアルなシューターとして見た場合、DLC 込で 8,500yen というのは、発売から時間が経っていることも合わせてやや厳しいです。ソロでゆるーく遊ぶことも可能ですが、一部の高難易度エンドコンテンツは premade なグループを組む必要がありますので、やり込む場合はお友達を誘うかコミュニティを見つけるかというハードルも。

精力的にアップデートは続けられていますし、9月には DLC 3 がリリースされてサブクラスもガラッと変わるようなので、今後に期待はしています。

年明けには Division 2 Anthem といった似たようなコンセプト(作ってる側は否定するでしょうが…)のタイトルが続きますので、それぞれがどう差別化されていくのかも楽しみです。

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