[ESO] Beta Impression
二月に二回、そして先週末と、合計三回開催された The Elder Scrolls Online の Weekend Beta に参加しておりました。
キャラクターメイキングは種族、性別、名前、クラス、体型、容姿を扱えます。三つの陣営と種族は紐付けられており Nord を選べば Ebonheart Pact、Orc を選べば Daggerfall Covenant といった具合になります。将来的には他の陣営の地域にも足を運べるようになるそうです。
クラスは Dragonknight、Templer、Sorcerer、Nightblade の四種類。クラスに付き三つの Skill Line が存在します。クラスとロールは紐付いておらず、この点に関してはガチガチに縛られていた FFXIV とは全く異なります。クラスによる装備の制限も存在せず、Sorcerer で Heavy Armor を着て 2H Sword を振り回したり、Dragonknight で Staff を持って炎を撒き散らしたりとビルドの幅は無限大。
スキルポイントはレベルアップと各地に散らばっている Skyshard を三つ集める毎に、また、特定のクエストの報酬としても一つ貰えます。ポイントの振り直しはとある街の Shrine を利用することで有料ながら可能のようです。私は到達できませんでしたが、恐らく順当に進めばレベル20前後で訪れる事になるのではないでしょうか。
一応、全てのクラスを触ってみましたが、結局 Dragonknight でのプレイ時間が一番長かったです。Dragonknight は Fire 中心のスキルが多く見た目も派手で、一見すると DPS クラスのようですが、スキルの取り方次第で Tank や Buffer のロールもこなせます。Root や Stun など CC も得意なので PvP でも十分活躍できます。自己回復は回復専門の Skill Line を持つ Templer には大きく劣り、特に序盤はそれが顕著ですが、そこは Buff で補って殺られる前に殺るよう心がければソロでもクエストをこなしていくことができます。
先週末のプレイでは Tank 寄りのビルドでプレイしていましたが Buff を盛って、Health 増強の食べ物を食べれば非常に頑丈になります。その分、火力が低くなってしまった為、戦闘時間は長くなりがちでした。範囲攻撃手段を持っていなかったのも少しつらかったでしょうか。
隣の芝は青いと言いますが、同じクラスの人でも全く異なるビルドでプレイしている人を見かけると「早くスキルリセットしたいな!」という気持ちになってしまいますね。やはり ESO でもガチガチの Tank でプレイしている人というのは少ないようで、1H & Shield な Dragonknight はあまり見かけませんでした。
ESO はどちらかと言うと、従来の MMORPG ファン向けと言うよりは The Elder Scrolls ファン向けのタイトルと言う印象です。プレイフィールもクリックでターゲットしてスキルボタンを押すスタイルではなく、従来の TES シリーズを意識したものになっています。フィールドの雰囲気は大変素晴らしく、各地域の特色がよく反映されています。特に、これまでゲーム化されてこなかった地域を実際に歩き回れると言うのは新鮮で、感慨深いものがありました。クエストを発行する NPC はフィールドの広範に点在しており、あちこち歩きまわるのを楽しめるかどうかで評価は大きく変わってきそうです。
Pre-Order は済ませていて早期アクセスで遊ぶつもりではありますが、一連の Beta を通して不安なのはバグの多さです。特にクエストが進まないバグが非常に多く、先週末の Beta でもそれは健在でした。討伐対象の Mob が Re-pop しない、NPC が反応しない、オブジェクトをアクティベート出来ない等など。ログインし直すことで解消するケースもあるものの、何度もリログを繰り返すのは大変面倒。
メインキャラは Stonefalls での Plot が終わり、次の Deshaan へ進んだところですが、それらのバグのせいで終わってない Stonefalls のクエストが幾つか残っています。特に Fighter’s Guild のクエストが進められていないのは大変残念です。入ったばかりの Deshaan でも Orc の拠点でのサイドクエストが既に二つ進行不能になっており、さすがに辟易しております。
経験値の獲得手段はクエスト報酬が主になりますし、サイドクエストもしっかりこなしていかないとメインクエストの推奨レベルまで到達できない状態ですので、この問題はロンチまでにしっかり対応して頂きたいところです。