[Information]I’m living
生存報告しときますか。Twitterの方では時々呟いていますが。
金曜日の地震発生時、都内某所のビル7Fに居ました。数日前にも地震があって「またきたわー」くらいに楽観視してたんですが、途中から激しい揺れ。オフィスの別の部屋では一部天井が剥がれたり、書類や本が散らばったりしていました。背の高いロッカーや棚が崩れた気配は無かったような。
とりあえずビルから避難。この時点で東北地方がこんなに凄まじい状況になっているとは知る由もなく。ビルの管理会社の指示が全く無く、私たちの雇い主からの指示も特に無いので数人で一旦ビル内に戻るも更に激しい揺れ。恐らく、茨城県沖が震源のやつだと思います。登り途中だった非常階段を慌てて降りて再度外へ。
とりあえず近くの避難場所へ移動しましょうという事になり、意を決して荷物を取りにオフィスに戻りました。万年筆が無事で良かった。近くの高校で暫く待機した後、全員無事な事を確認し解散。解散と言っても、電車は全て止まっていたので、帰宅するか否か迷いどころ。いわゆる帰宅困難者ってやつです。
避難所で一夜過ごすストレスか、数時間歩き続ける苦しみか、私は後者を選びました。
正式な情報は出てなかったと思いますが、都内の在来線が全て停止という異常事態ですので、その日のうちに復旧するとは思っていなかったし、復旧しても本数を間引いた運転になるのは目に見えていました。駅の人ごみで無節操な連中にイライラさせられるより、気合入れて根性で帰宅したほうが精神的に楽かなと思ったわけです。まぁ、地獄でしたが。
途中までは線路沿いに歩くも、遠回りだよなと思いGoogle Map大先生の力を借りルートを検索。案の定数キロのロスでしたが後悔先に立たずなので前を向いて歩く、歩く、歩く。暗くなっても歩く、歩く、歩く。思いの外、同じ方向へ歩く人も多くてホッとしましたけど。
いよいよXperia Mini Proの電池がやばくなってきたのでGPSを切り、一回のMAP閲覧で出来るだけルートを把握する作戦に移行。途中でルートが狭い住宅街を示して居ましたが、暗い上に土地勘も無いので出来るだけ大きな通りや線路沿いを行くことにしました。
結局4時間近く歩き通しで帰宅。約15キロの道程だったようです。
まぁ、この程度で済んでよかったなと言うのが、今、東北地方の状況を観ての率直な思いですね。
しかし、都内は月曜日から輪番停電を実施するそうです。節電ってなに?美味しいの?なオフィス群がエアコン、PCフル稼働の状況になります。まさか、こんな時に深夜残業する人は居ないと思いますが、せめて、夕方くらいで強制的に帰宅させ、オフィスを閉じるような施策を都や国は取れないのでしょうかね?それだけでもかなりの電力を確保できるでしょうから、停電の時間が短くなると思うんですが。輪番停電は地域ごとに一律して行うので、病院なんかも電気落ちるそうです。そういった施設は非常用の電源を備えているとは言え、それが昼間の私たちの経済活動によって引き起こされると思うと、なんだかやりきれない気持ちになります。
非常事態なんですよ。