[MWO] MECH RE-BALANCE PTS PHASE 2 (10/15追記)
MECH RE-BALANCE PTS PHASE 2
http://mwomercs.com/news/2015/10/1370-mech-rebalance-pts-phase-2
メック・リバランスのパブリックテストフェイズ2の概要が発表されました。
以下、拙訳。
10月14日 3:00 PM (日本時間 10月15日 7:00 AM) からメック・リバランスのパブリックテストセッションを開始します。
今回のパブリックテストでは現行のライブサーバの環境から以下の点が変更されています。
- 装備品と武器のヘルス上昇。
- Clan Lasers の最大射程の低減。
- I.S. 及び Clan のヒートシンクの調整。
- ECM の基本動作の変更(有効範囲の変更を含む)。
- センサー範囲、ターゲット補足レート、情報共有及びレティクル/ターゲッティング
- 動作を含む Information Warfare(情報戦) メカニクスの調整
- 今回のテストの為に、全ての Weapon Quirks の削除。
以下に記載された変更の詳細全てについて、リバランスの最終決定ではなく、変更される可能性があります。これらのパブリックテストセッションの最終目標は、コンバットシステムのコアにおける完全なリバランスです。
今回の PTS セッションは告知があるまで継続されます。また、フィードバックや新しい変更による追加のフェイズについても追って告知します。
既にこれまでの PTS に参加済みで、PTS クライアントをインストールしたままの方は最新のパッチを適用するだけで参加可能です。それ以外の方は MWO クライアントとは別の PTS クライアントをインストールする必要があります。
PST クライアントのインストーラーは以下の URL からダウンロード可能です。
http://patcher.mwomercs.com/installer/PublicTest/MechWarriorOnlineInstaller.exe
今回のパブリックテストフェイズの狙い
第一のコンポーネントは Information Warfare とゲームプレイメカニクスの改善です。これは、ターゲットの状態による武器や HUD の動作や、敵メックのデータ取得可能距離、ターゲットデータの味方との共有、そして ECM の大幅な変更を含みます。
Information Warfare における最大の変更点は ECM です。現行の ECM は180mの範囲内にいる全ての味方に対し”常時”敵からターゲッティングされることを防ぐバブルを展開しています。このバブルを無効化する為の唯一の方法は、TAG, NARC, PPC, BAP, カウンターモードの ECM で敵の ECM そのものを無効化するしかありません。
パブリックテストでの ECM の変更点は次の二点です。
- ECM の有効範囲が180mから90mへ縮小されます。
- ECM は完全にターゲットロックを妨害することがなくなります; ECM 範囲内に居る敵メックをロックオンできるまでの時間に遅延が発生するようになります。
TAG, NARC, PPC, BAP, カウンターモードの ECM による敵 ECM の無効化は有効です; ターゲッティングの遅延がなくなります。
第二のコンポーネントは Inner Sphere と Clan のテクノロジー格差の橋渡しです。熱効率 (Heat Efficiency) は I.S./Clan 間の最大の不均衡の一つであり、今回のテストでは二つのうち一つへの対応を行っています。二つ目の懸念事項は Clan Lasers のとてつもなく長い射程です。以下に記載された詳細は今後の PTS で実施される多数の変更点の最初の要素です。
私たちは今回のテストを通して、皆さんにこれらの変更点を試してもらい、試合や皆さんの個人的なプレイスタイルに今回の変更点がどう影響したか等、建設的なフィードバックが集まることを望んでいます。
忘れないで頂きたいのは、以下にリストされた変更点は初期段階のものであるということと、今後も調整されていくということです。また、今回の PTS での変更がすぐに現行のライブサーバへ適用されることはありません。私たちは皆さんにこれらの変更点を経験し、数値をテストし、私たちのメックのリバランス及び Information Warfare と Role Warfare の機能的な統合へ向けた作業の進捗を監視して頂きたい思っています。
変更点
Quirks
- テストの目的を達する為、ライブサーバで実装されている Quirks は全て削除されています。
- センサー範囲の Quirks だけが今回のテストで実装されています。
Modules
- 今回のフェイズではモジュールの数と種類はライブサーバから変更はありません。
ECM
- ECM の有効範囲が180mから90mへ縮小されました。
- ECM は有効範囲内のメックへのロックオンを防ぐことはなくなります。ロックオンできるまでの遅延が3秒発生するだけになります。
- ターゲットロックの遅延は TAG, NARC, PPC, BAP, カウンターモードの ECM によって無効化されます。
Equipment and Weaponary
Equipment/Weaponary Health
- 全ての装備品と武器のヘルスは10から15へ増加します。
I.S. Single Heat Sinks
- シャシーに装備された Single Heat Sink の放熱レートが1.0から1.1へ増加します。
- エンジン内に装備された Single Heat Sink の放熱レートが1.0から1.1へ増加します。
- シャシーに装備された Single Heat Sink の熱容量が1.0から1.1へ増加します。
I.S. Double Heat Sinks
- シャシーに装備された Double Heat Sink の熱容量が1.4から1.5へ増加します。
Clan Double Heat Sinks
- シャシーに装備された Clan Double Heat Sink の放熱レートが0.14から0.15へ増加します。
- シャシーに装備された Clan Double Heat Sink の熱容量が1.4から1.2へ減少します。
Clan Laser Maximum Ranges
- 全ての Clan Lasers の最大射程が40%減少します。
Targeting Mechanics
ターゲットをロックしていない時の武器とレティクルの動作
- ターゲットロックしていないメックへ攻撃が命中してもレティクルが点滅することはなくなります。
- ターゲットロックしていない
最大射程標準射程の60%以遠にいるメックへ対するレーザーによる攻撃はフルダメージを与えることはなくなります。- 初稿では「最大射程の60%以遠…」としていましたが誤りです。(10/15追記)
ターゲットをロックしている時のレティクルの動作
- ターゲットロックしているメックに対する攻撃が命中した時、レティクルの色と形が変化します。
Sensor Range
全てのメックのセンサー範囲の基準値は500mとなります。Sensor Range Quirks を通じ、それぞれのヴァリアントのセンサー範囲が向上します。
Sensor Quirks が適用された場合のセンサー範囲は重量クラスごとに以下のようになります。
- ライトメック: ~900m
- ミディアムメック: ~800m
- ヘビーメック: ~700-750m
- アサルトメック: ~500-650m
Target Acquisition Rate
- 今回のテストでは Target Acquisition Rate(ターゲット補足レート)は全てのメックで0秒です。
- ターゲット補足レートは Quirks で調整される予定ですが、今回のテストでは Target Acquisition Rate Quirks は存在しません。
- ターゲット補足レートは ECM の影響を受けます。
- 今回のテストで ECM によるターゲット補足遅延は3秒です。
Target Information Sharing
- ターゲット情報の共有はターゲットと最初の味方の距離が基準値となります。そして、その味方から他の全ての味方の距離に依存することになります。
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以上、拙訳でした。
ECM が高性能すぎると言われ続けて幾星霜…ようやく抜本的な変更が入ります。これに加えてクランのレーザーの最大射程の短縮とヒートシンク周りの調整が今回のテストの目玉となりそうですね。
センサー周りの変更は前回の PTS からかなり緩和されています。前回はとにかくロックオン出来ないケースが多すぎてストレスがたまるばかりでしたので、このあたりのマイルドな仕様から徐々に調整を図っていくのでしょう。
ターゲットをロックしているか否かでレーザーのダメージが変わるという謎の仕様が入っています。通常の射程まで入ってしまえば気になりませんが、最大射程未満通常射程以上で ERLL をぴゅーぴゅーしたりライトメックで走り回って SPL で辻斬りしたりするプレイスタイルの人は要注意です。
※10/15追記
LASER CLARIFICATION CHARTS FOR PTS2
http://mwomercs.com/forums/topic/211889-laser-clarification-charts-for-pts2/
PTS でのレーザーの変更についてグラフ付きで追加解説がされています。